【概要】トラベルルールとは?初心者向け解説
トラベルルールとは?初心者向け解説
目次
- トラベルルールの概要
- トラベルルールの目的
- トラベルルールが利用者に与える影響
- 各取引所の情報通知システム
聞いたことがない言葉が出てきました。「トラベルルール」って何ですか?
いい質問ですね。トラベルルールとは、仮想通貨取引所が送り手と受け手の情報を別の取引所に伝えなければならないというルールのことを指します。これは国際的な組織であるFATF(金融作業部会)が推進しているもので、お金の洗浄やテロ資金供与などを防ぐための措置です。
なるほど、それは重要なルールですね。でも、このルールの具体的な目的は何なんでしょう?
トラベルルールの主な目的は、テロリストや他の犯罪者が電子的なお金の送金システムを悪用することを防ぐことです。仮に不正な利用があった場合でも、トラベルルールのおかげでそれを追跡することが可能になります。つまり、このルールは犯罪者たちの活動を制限し、法律違反の証拠を見つける手助けをすることを目的としています。
そんなに大切なルールなら、私たちの日常生活にはどのような影響があるんでしょうか?
具体的には、仮想通貨の送金に影響が出てきます。取引所から別の取引所への送金ができない場合があるのです。それは、送り手と受け手間で情報のやり取りが必要だからです。特に海外取引所と国内取引所で送金している場合には、このルールを理解しておくことが重要です。
それならば、取引所はどうやって情報のやり取りをしているんですか?
各仮想通貨取引所では、トラベルルールを守るために情報通知システムを導入しています。主に導入しているシステムはTrustとSYGNAの2種類です。しかし、この2つのシステムには互換性がなく、お互いに合わせた送金ができません。それにより、取引所がTrust派とSYGNA派の2つに分かれてしまっています。
それは少し面倒ですね。どの取引所がどのシステムを使っているのか教えていただけますか?
もちろんです。Trustを採用している取引所には、日本ではCoincheckとbitFlyerがあります。海外では、Binance.USやCoinbase、Fidelity Digital Assets、Gemini、Kraken、Paypalなどがあります。一方、SYGNAを採用している取引所は、国内ではGMOコイン、bitbank、BitTrade、DMM Bitcoin、BITPOINT、BTCBOX、LINE BITMAX、SBI VCトレード、楽天ウォレット、AscendEX、MEXCなどがあります。
このように、トラベルルールは仮想通貨取引所が取引情報を共有するための重要なルールです。取引所によっては情報通知システムが異なるため、自分が使用している取引所がどのシステムを採用しているのかを把握しておくことが重要です。
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