デジタル円「DCJPY」の新たな動向 GMOあおぞらネット銀行による2024年7月の発行

いい質問ですね。DCJPYは、GMOあおぞらネット銀行が2024年7月に発行する予定のブロックチェーン基盤のデジタル通貨です。これは「デジタル通貨フォーラム」による事業の第一弾として行われるものです。

デジタル通貨フォーラムは、100以上の企業・団体、関係省庁らによって構成される組織です。このフォーラムはデジタル通貨の実用化に向けた活動をしています。例えば、2021年11月にはDCJPYの概念実証の開始計画を発表していました。

スマートコントラクトは、あらかじめプログラムされた条件に応じて自動で契約を執行する仕組みのことを指します。イーサリアム（ETH）などのブロックチェーンにはこの機能が実装されています。

はい、最初の使い道として、GMOあおぞらネット銀行は再生可能エネルギーで発電したことを示す「非化石証書」の取引と決済にDCJPYを導入する予定です。その後、電力料金の支払いなど、企業間決済にも応用される計画があります。

非化石証書は、電気が化石燃料を使わずに発電されたことを証明するものです。この証書は電気に付加される「環境価値」、特に「非化石価値」として取り出され、取引されることができます。このようにして、環境に優しい電気の利用を促進しています。

具体的には、再生可能エネルギーで発電された電気の「非化石価値」をデジタル化した証書を、DCJPYというデジタル通貨で購入・売却することができます。これにより、取引がシームレスに、かつ透明性を持って行われることが期待されています。

はい、今後は電力料金の支払いや、さまざまな企業間の決済にもDCJPYの利用が拡大される予定です。特に、インターネットや通信関連のサービスを提供するインターネットイニシアティブ（IIJ）もDCJPYを導入する計画があります。