バイナンス、1日でイーサリアムのガス代として1億円超支払い

バイナンス、1日でイーサリアムのガス代として1億円超支払い

大手仮想通貨取引所バイナンスは、21日にイーサリアム（ETH）のガス代として1日で合計530ETH（1.2億円相当）を支払ったことが明らかになりました。これについてバイナンスは、通常のイーサリアムの整理作業を行っただけだとコメントしています。

この事実は、データサイト「Dune」によっても報告されており、多くのSNSアカウントによって指摘されています。バイナンスによる大量のトランザクションが行われたことで、ガス代は一時的に293Gweiまで急騰し、それが引き続きのガス代の上昇につながったとみられます。

ガス代の急騰

この急激なガス代の上昇については、バイナンスのウォレット「Binance 14」が影響しているとされています。バイナンスは、「ガス代への影響は故意ではなく、即座に解決したいと考えている」とし、一部の指摘に対しては、これは単なるガス代の設定ミスであるとの見解を示しました。

ユーザーの安全確保

バイナンスは、「Wu Blockchain」のColin Wu氏に、「ユーザーの出金や資産の安全のために、ガス代が安い時にウォレットの集約を行っている」とコメントしました。これにより、バイナンスがユーザーの資産の安全性を確保していることが明らかになりました。

イーサリアムの移動と市場への影響

一方で、最近ではイーサリアムの初期投資家が相次いでイーサリアムを移動させており、これが市場の関心を集めています。2014年のICO（イニシャル・コイン・オファリング）の際に大量のイーサリアムを受け取ったアドレスからの大口送金が確認されており、これらの動向がイーサリアムの価格に一時的な影響を及ぼす可能性があります。

これらの動向や、仮想通貨取引所への影響については、今後の市場の動向とともに注視する必要があります。

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