MantleでMNTトークン数量の削減案が可決!価格は上昇するか?
MantleでMNTトークン数量の削減案が可決!価格は上昇するか?
2023年6月30日から7月7日にかけて、Mantle(旧BitDAO)で提案(MIP-23)に対する投票が行われました。これはMNTトークンの総供給量を抑える提案で、賛成多数で可決となりました。当記事では、投票の背景や、可決によりもたらされる影響について解説します。
目次
- MantleとMNT
- MIP-23|MNT供給量の抑制
- 投票の背景と意義
- 投票結果
- 提案可決による影響
- MNTの価格推移
このMantleとMNTって何ですか?
良い質問だね。Mantleはイーサリアム(ETH)のレイヤー2プロジェクトであり、MNTはMantleの独自仮想通貨です。
レイヤー2って何ですか?
多くのブロックチェーンは、異なる役割を持つブロックチェーンが階層別に独立して相互通信する「レイヤー構造」になっています。基礎的な役割を担うブロックチェーン層をレイヤー1と呼び、レイヤー1の情報処理を助ける層をレイヤー2と呼びます。
で、このMantleって何ですか?
Mantleは、BitDAOのリブランディングでできたプロジェクトです。BitDAOは大手取引所Bybitが支援するDAO(分散型自治組織)であり、DeFi(分散型金融)プロジェクト支援を主な目的に活動してきました。
DAOとDeFiって何ですか?
DAOは、Decentralized Autonomous Organizationの略で、日本語で「分散型自立組織」と訳されます。つまり、中央管理者が存在しなくとも、参加者の活動によって機能する組織を指します。中央集権型の組織と比較して民主的で透明性が高いと見なされており、ブロックチェーンの普及で広く採用されています。一方、DeFi(ディーファイ)とはブロックチェーンを活用した金融サービスで、分散型金融と呼ばれます。分散型金融を意味する英語の「Decentralized Finance」の頭文字を取ってこのように呼ばれます。
MNTって何ですか?
MNTはMantleで使用されるトークンで、BitDAOのブランド変更で公開されました。ガバナンストークンとしてもユーティリティトークンとしても使用されます。
ガバナンストークンとユーティリティトークンって何ですか?
ガバナンストークンとは、DeFi(分散型金融)において、プロジェクトの新しい機能の追加・削除・変更や、開発などの方針の提案(投票)を行う権利を持つトークンを指します。一方、ユーティリティトークンは何らかの実用性を持った仮想通貨を指します。具体的には、特定のサービスへアクセスしたり決済に利用したりできます。
で、このMNT供給量の抑制とは何ですか?
今回投票されたMIP-23は、Mantle Treasuryが保有している30億BITをMNTと交換せずにバーン(焼却)するという内容です。
その投票の背景と意義って何ですか?
投票開始前の時点で、市場に流通していたBITの総量はおよそ32億BIT、Mantle Treasury保有のBITは60億BITでした。Mantle Treasury保有のBITは流通しているBITの2倍もあり、これらが全て市場に放出されると価格が暴落する可能性があります。そこで、Mantle Treasury保有のBITのおよそ半分をバーンして、価格の安定とMantle Treasuryの業務効率化の両立を図ろうとしました。
投票結果はどうなりましたか?
賛成票が圧倒的に多く、2億300万BITがYesに投票し、Noに投票したのはわずか904BITにとどまりました。
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◉ゆるふわの自己紹介
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▶︎世界2周一人旅を経験
▶︎2021年12月よりYouTubeスタート
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