リップルの「New Value レポート2023」を解説

このレポートは、リップルが公開したもので、暗号資産やデジタル資産、ブロックチェーンの市場心理や今後の見通しについてまとめています。金融機関や企業のグローバル・ファイナンス・リーダー1700名を対象に調査が行われましたよ。

1つ目は、「暗号資産の見通しは依然として圧倒的に好調」です。金融業界のリーダーたちの90％以上が、暗号資産が今後3年以内にビジネスならびに金融、社会に大きな影響を与えると予想しています。

2つ目は、「暗号資産への高い期待が現実世界での導入に反映されている」です。回答者の79％が自社ビジネスへの暗号資産の導入に自信を持っています。3つ目は、「トークン化された現実世界の資産への期待が高まり続けている」で、金融や製造、メディアエンターテイメントなどの業界でトークン化が活用されることを予想しています。

4つ目は「暗号資産の保有におけるトップのユースケースは『決済』」です。特に、暗号資産を用いた決済を最も多い初期導入方法であると回答した金融リーダーが44％に上るとのこと。決済の迅速化やコスト削減を最大の利点と見ています。そして5つ目は「分散型金融（DeFi）がメインストリーム化に向けて前進」です。DeFiに関心があると回答した人が76％を占め、その理由として、リスク管理や流動性、アイデンティティの管理といったビジネスのイノベーションを推進する手段として注目されています。